こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ 〜不登校とともに流れる、のんびり時間〜」にお越しくださり、ありがとうございます。
小学1年生の子どもが見せていた「ちょっと気になる」行動。
今思えばすべては環境に適応しようとする必死のサインでした。
「学校に行けてるから大丈夫」と思い込んでいた私の後悔を通して、母親の直感を信じる大切さ、そしてその子に合った環境を整えることの重要性をお話しします。
はじめに
「小1の壁」って聞いたことありますか?
子どもが小学校に上がるとき、生活や人間関係がガラリと変わります。
この激変により、子どもも親も戸惑いやストレスを感じる——これがいわゆる「小1の壁」です。
わが家も、まさにその“壁”にぶつかっていました。
でも当時の私は、「みんな通る道なんでしょ」「うちだけじゃない」と思い込んで、深く考えようとしませんでした。
そのうち、登校しぶりが始まって、高学年になってからは本格不登校に…
ちょっと気になる…その“サイン”、見逃していませんか?
1学期の終わりが近づいてくるこの時期、SNSではこんな声が増えてきます。
- 「学校に行きたがらない」
- 「癇癪が増えた」
- 「忘れ物・遅刻が多くなった」
もしかして、「なんとなく気になるけど、気のせいかな」と思っていませんか?
もしそうなら、私の経験談を、少しだけお伝えしたいと思います。
わが家の“ちょっと気になる”サイン
うちの子が小学校に上がる前後の様子を、今振り返ると…たくさんの“サイン”が出ていたことに気づきます。
- 年長のときから「ちゃんとしなきゃ小学生になれない」とピリピリしていた
- 小学校から帰宅後、無言でソファに1時間座り込むことがしばしば
- 学校でおもらしをしてしまうことが何度かあった
- 宿題ができないと「先生に怒られる」と号泣する
- 学童では固まったように動けなくなることも
- 教室内の音を「うるさすぎる」と嫌がる
- 頻繁に頭痛や腹痛を訴える
- 筆箱や文房具がすぐに壊れてしまう(男の子あるあるだと思っていた)
- よく遊ぶ友達の名前を聞いても出てこない(心配して先生に聞いたが、「ひとり遊びが好きなんでしょう」と片づけられた)
でも、当時の私はこう受け止めていました。
- 「小1の壁だろう」
- 「学校に行けてるから大丈夫」
- 「先生も“問題ない”って言ってたし…」
今思えば、これらは全部、「必死に環境に適応しようとしていた子どものSOS」だったんです。
私はそのサインを見落としてしまいました。
まわりの「大丈夫」に流された後悔
先生や周囲の人から「普通ですよ」「誰にでもあることです」と言われると、安心してしまうんですよね。
「やっぱり私の気にしすぎだったんだろう」って。
でも、母親の“なんとなくの違和感”って、実はすごく鋭いものなんだと思います。
あのとき、もう少し立ち止まって、丁寧に見てあげられていたら…
もっと早く、わが子が楽になる道を探せていたかもしれません。
今、伝えたいこと
ちょっとでも気になることがあるなら…
「ちょっと変かも?」「繊細すぎる?」と感じるその子の様子、それは“その子なりの発達特性”かもしれません。
周囲と比べて「普通かどうか」を気にするよりも、その子自身が、今どう感じているのかに目を向けてほしいんです。
早めに相談することの意味
「様子を見る」ことももちろん大切。
でも、「もしかして…」と思ったときに、早めに専門機関に相談することで、その子に合った環境を整えてあげることができます。
すると、
- 学校生活が楽になり
- 自己肯定感が守られ
- 二次障害(うつ症状、癇癪、不登校など)を予防できる可能性がぐんと上がります。
相談は“診断”のためじゃない。“理解”のため。
「診断されるのが怖い」と感じる気持ち、私もよくわかります。
でも、目的は“ラベルを貼ること”ではなくて、
「この子にとって、どんな環境が心地いいのか」を知ること。
子ども自身が「自分らしく」いられるようにするための、はじめの一歩だと思います。
おわりに
「なんとなく気になる」という感覚は、無視しないでほしいです。
ママの勘には、ちゃんと意味があるはず。
私のように、見逃してしまう前に、その子らしくいられる環境を、なるべく早いうちに探してあげてくださいね。
✴️補足
▶︎ わかりやすい発達特性の解説
政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」
発達障害の種類や気づくポイントがわかりやすくまとまっています。
▶︎ 発達特性・発達障害の相談先一覧
- 地域の保健センター
- 子育て支援センター
- 地域の児童相談所
- 発達障害者支援センター
- 児童発達支援センター
- 精神保健福祉センター
※まずはお住まいの児童相談所に連絡して、適切な相談先を教えてもらうのもおすすめです。
▶︎ おすすめ書籍
『我が子が発達障害だと分かったら絶対に知っておきたいこと』(講談社)
発達障害に関する100冊を凝縮した本。これ一冊で情報が網羅できます。
このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。
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