こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ 〜不登校とともに流れる、のんびり時間〜」にお越しくださり、ありがとうございます。
不登校の子どもを支える日々、母親一人が抱え込みすぎてしまうことも多いのではないでしょうか。
この記事では、「夫に理解してもらうにはどうしたらいい?」という問いに対し、感情ではなく状況を共有する大切さ、伝え方の工夫、夫婦間のコミュニケーションのポイントを実体験をもとに紹介します。
話すのが苦手な人でも実践できる方法や、わが家の試行錯誤も交えて、読者の心が少し軽くなるよう願いを込めています。
不登校は家族全体の課題。まずは伝え方を工夫してみよう
不登校の子どもを支える毎日は、目に見えない不安やプレッシャーとの戦いでもあります。
つい「私がなんとかしなきゃ」と、母親が一人で抱え込んでしまいがちですが…
不登校は、本来、家族全体で向き合うべき課題です。
今回は「夫にどうやって状況を伝え、理解してもらうか?」というテーマで、私自身の経験や工夫を交えながら綴ってみたいと思います。
母親ばかりが抱えすぎていませんか?
子どもが不登校になると、日中ずっと一緒にいるのは母親であることが多く、どうしても負担が偏りがちです。
学校とのやりとり、日々の感情のアップダウン、家族の生活リズムの変化……。
でも、それを一人で背負い込んでしまうと、心も体もすり減ってしまいます。
一方で、夫もまた、目には見えなくても心配しているはずです。
ただし、男性は不安や戸惑いを言葉にするのが苦手だったり、子どもの微妙な変化に気づきにくかったりするため、母親から見ると「理解してくれない」と感じてしまうことも。
だからこそ、こちらから「うまく伝える工夫」が必要なんだと、私は思うようになりました。
夫に伝えるときの“3つのコツ”
夫婦のコミュニケーションは、実は「話し合う」よりも「共有する」ことが大切。
特に男性には、女性同士のような共感ベースの会話では伝わりにくいことがあります。
そこで、私が意識しているポイントを3つご紹介します。
1. 話の“目的”を明確に伝える
たとえば、「今日はちょっと聞いてほしいだけなんだけど…」とか、「アドバイスがほしくて話すね」といった言葉を冒頭に添えると、相手の“構え”が変わります。
男性は、「これはどう対応すればいい話なのか?」が分からないと、話の本質にたどり着けないことが多いんです。
2. 事実→状況→気持ち の順で伝える
先に「今日は子どもが学校に行けなくて(事実)、すごく不安そうだったの(状況)。それを見て私もつらくなった(気持ち)」というように、流れを論理的に話すことで伝わりやすくなります。
感情だけをぶつけると、相手は戸惑ってしまうかもしれません。
3. 感情を“状態”として言葉にする
「私はもう限界!」ではなく、「朝から子どもが不安定で、私自身も気持ちが落ち込んでる」といったふうに、今の自分の状態を具体的に伝えることで、相手の理解度はグッと上がります。
話すのが苦手な人は、“資料”を作ってみるのもあり
「うまく話せる自信がない…」という方は、事前に紙にまとめておくのもおすすめです。
時系列で子どもの様子を整理したメモを見ながら話したり、要点だけを箇条書きにして共有したり。
夫にとっても視覚的に伝わることで、状況を把握しやすくなりますし、こちらとしても気持ちを整理するきっかけになります。
不登校のサポートって、ある意味では「家族みんなで取り組むプロジェクト」。
資料を作るなんて大げさ…と思うかもしれませんが、母親一人が疲れ切ってしまうより、よほど建設的だと思っています。
我が家のケース
わが家も、不登校がきっかけで夫婦の会話が増えました。
とはいえうまく伝えられず、「何でわかってくれないの?」とモヤモヤすることは今でもあります。
でも、何度も話すうちに、お互いの理解の仕方や伝え方が少しずつ見えてくるんですよね。
また、夫がどれほど子供のことを思っているかも、より深く知ることができました。
今も試行錯誤中ですが、「一緒に悩んで、一緒に考えてくれる人がいる」と思えることは、私にとって大きな支えです。
おわりに
子どもの不登校は、母親一人で抱えられるような問題ではありません。
そして、夫に“完璧に理解してもらう”必要もないのです。
まずは「今、こんなことが起きているんだよ」と“共有”することから始めてみてください。
言葉を選び、タイミングを工夫するだけでも、きっと夫婦間の風通しは良くなっていきます。
そして何より、「家族で向き合っている」という感覚が、不登校と向き合う上での土台になると私は思います。
次回は、「“周囲の声”に振り回されない心の整え方」について、お話しする予定です。お楽しみに。
このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。
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