こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ 〜不登校とともに流れる、のんびり時間〜」にお越しくださり、ありがとうございます。
「どうして学校に行けないの?」
「甘えてるだけじゃない?」
「正直、腹が立ってしまう……」
お子さんの不登校に対して、そんなふうに感じてしまう親御さんの声を、何度か耳にしてきました。
正直に言えば、もし自分に今の経験がなかったら、私も同じように感じていたかもしれないなと思います。
「学校に行けない」と言った我が子に、私が感じたのは…
うちの子がいよいよ学校に行けなくなった時、私は「甘えだ」とも思わなかったし、怒りが湧くこともありませんでした。
その理由は、おそらく私自身が、かつて心の不調を経験したからだと思います。
外からは見えないけれど、心が限界を迎えている状態がある。
それは「怠け」や「甘え」とはまったく別のものであることを、私は自分の体験として知っていました。
「学校に行けない」我が子を見て、今はそんな状態なのかもしれない…そう思ったんです。
「甘え」に見えるのは、ある意味当然かも
うちの母は心身ともにとても健康で、多少のストレスではびくともしない人。
でも私はそうではありません。
辛いことがあると結構引きずるし、頭痛や腹痛になって現れやすい。
身体的には婦人科系が弱いのですが、生理痛で苦しんでいても母にはなかなか理解してもらえず、無理やり登校して1日保健室で寝込んでた、なんてこともありました。
親子でも、「感じ方」や「耐性」は本当に違うんですよね。
母からすれば、こんなに頻繁に体調を崩すなんて「理解できない」し、「甘えに見える」と感じるのも、ある意味自然なことだったんだろうなと思います。
焦りや不安の正体をたどっていったら
人は、よくわからないものに出会うと不安になります。
その不安が「怒り」や「焦り」として表に出てくることは、よくあるそうです。
私も最初は、「このまま引きこもりになったらどうしよう…」「将来、働けるようになるのかな…」と、不安でたまらなくなったことがありました。
怒っていたわけではないけれど、焦りとイライラとソワソワで、気持ちはざわついていたのをよく覚えています。
わからないことは、不安を強くする
わからないままにしておくと、人はますます不安になります。
だから私は、不登校についてとにかく調べました。
ネットや本、体験談や専門家の解説など、できるかぎりの情報を集めました。
調べることで少しずつ「何が起きているのか」が見えてくると、気持ちが落ち着いてきたんです。
不安も、イライラも、理由がわかれば静かになっていくものだと、実感しました。
「頑張ればなんとかなる」と信じていたけど
若い頃の私は、「努力すれば何でも乗り越えられる」と思っていたんです。
でも、人生には「頑張ってもどうにもならないこと」がある。
風邪は、どんなに頑張っても気合いでは治せません。
安静にして、ゆっくり回復を待つしかないんですよね。
似たようなことが、人生にはけっこうあるなと、歳を重ねて様々な経験をする中で感じるようになりました。
不登校も、大人でいえば「心が疲れきってしまった状態」に近いのかもしれません。
だとすれば、気合いや根性で乗り越えさせるものではないのだと思います。
心の繊細さは、人によって本当に違う
親である私にはなんとかこなせた学校生活ですが、うちの子には耐えられなかった。
それは決して「弱い」わけでも、「育て方が悪かった」わけでもなくて、ただ「違う人間」なだけなんですよね。
私と母が、違う人間であるように。
その違いを認めてあげることは、我が子の存在そのものを、丸ごと受け止めることなのかもしれないな、と思っています。
見方を変えたら、関わり方も変わるかも
「甘え」と思っていた不登校も、視点を少し変えてみると、まったく別の意味に見えてくるかもしれません。
正解はありません。
でも、親子の数だけ答えがあっていい。
そして、どんな答えを選ぶにしても、「別の見方があるかもしれない」と知っていることは、大きな力になると思います。
子どもの不登校に向き合う中で、少しでも心がラクになるヒントになれたら、うれしいです。
このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。
コメント