子どもが不登校になる前に、私が壊れた——でもそれが支えになった話

不登校のきっかけ

こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ ~不登校とともに流れる、のんびり時間~」にお越しくださり、ありがとうございます。

実は、子どもが本格的に不登校になる前に、私の方がメンタルダウンしました。
原因は、育児と仕事の板挟み。

就学当初、小1の壁・行き渋りに悩んでいた時期、世の中はコロナ禍。
異動で新しい部署に配属されたばかりで、仕事も落ち着かない。
しかも子どもは不安定。

民間学童を併用するなど対策をして、なんとか登校できるようにはなったものの、
子どものメンタルを支え、環境を整えながら、自分の仕事の責任を果たす——
それは、私にとっては完全にキャパオーバーでした。

仕事も育児も、全部こなしたいのに…

仕事はしたいのに、体が言うことを聞かない。
あんなに楽しかった仕事が、苦痛でたまらない。

自分に起きていることが受け入れられず、
しばらくは無理して出勤を続けていました。

でも、とうとう体がまったく動かなくなり、休職することに。
そこからは数年、休職して、ただただ回復を待つ日々になりました。

メンタルは一度崩れると、回復までに数年かかることが多いそうです。
他の診療科と異なり、治療は年単位になるというのが、お医者様の間ではよく言われていることらしく、
私も、マイナスに落ち込んだ心が“フラット”な状態に戻るまでに、本当に時間がかかりました。

母のメンタルダウン、その頃子どもは?

その間、子どもはなんとか登校できてはいたのですが、
今思えば、私が非常事態すぎて、子どもが本音を言えなかったこともあったように思います。

月に1回は必ずお休みしていたし、学校に合わない感覚を抱えて、
それでもなんとか騙し騙しやっていたように思います。

やっと回復したと思ったら…

そしてようやく、心がフラットな状態に戻り、
「そろそろ復職に向けて動き出しても大丈夫かも」と思えるようになった頃。

とうとう、子どもが学校に行けなくなってしまいました。

無理を続けてきた上に、それまで支えにしていた民間学童を転校で退会したこと。
転校先のクラスが学級崩壊気味で、繊細なわが子にはとてもつらい環境だったこと。
いろんな要因が重なって、
まるで私が仕事に行けなくなった時と同じようなメンタルの落ち込みが、子どもにも見られるようになりました。

「やっと職場復帰の目処が立ってきたのに、なぜ今このタイミング?」

正直、落ち込んだ気持ちにもなりました。

だけど——

マイナス経験が、プラスの働きをすることに

私のメンタルの落ち込み、そして仕事から離れた経験が、
結果的に子どもの不登校を支える力になっていきました。

たとえば——

  • 子どもの辛さが、自分の経験から手に取るように分かった
  • 不登校は初期対応で無理をさせがちだけど、「これはすぐ休ませた方がいい」と判断できた
  • 働いていなかったからこそ、柔軟に動けた
  • 病院につながったり、行政・民間の支援を調べたり、環境調整にすぐ取り掛かれた

つまり、私のメンタルダウンというマイナス経験が、
子どもの不登校という出来事に対して、プラスに働いたということです。

ありきたりだけど、物事には両面あるんだなってこと

この経験を通して思ったのは、物事には「光と影」があるのだな、ということ。

そして今、我が子の不登校という経験も、
いつか何かのきっかけでプラスに転じる時が来るかもしれないと、私は思っています。

学校に行かないこと、学業の遅れ、社会との接触の減少……
不登校のマイナス面ばかりに目が行きがちだけれど、
「もしかしたら、これが力に変わるかもしれない」
そんなふうに、思えている今があります。

不安なママたちへ。きっと大丈夫だよ!

多くのママたちは、きっと私のような経験をされていないと思います。
それはとてもラッキーで、幸せなこと。

でも、不登校という出来事を通して、
初めて「心が抱え切れないほどの痛みを持つ状況」に向き合っているのではないでしょうか。

そうなると、マイナスの面ばかりが見えてしまって、
「このままでいいの?」と不安になるのは、自然なことです。

だけど、大丈夫です。
必ず、プラスの面がやってきます。

「明けない夜はない」「乗り越えられない壁はない」

一時は、「もう2度と立ち直れないかもしれない」と思った私ですが、
今は、この言葉は嘘じゃないなと心から思っています。

先が見えなくて不安な日々かもしれません。
でも、どうか微かな希望を見失わず、
前を向いて、一歩ずつ進んでいけたら——

きっと、大丈夫です。


このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。

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