お金の初心者が家計簿をつけるコツ

お金のこと

こんにちは、まいこです。

皆さん家計簿ってつけていますか?実は私、恥を忍んで告白すると、長く金融業界にいるにも関わらず家計簿をつけ始めたのはここ数年です…。コロナのタイミングかな…。

家計簿って、なかなか継続してつけるのって大変ですよね。世の中に出回る家計管理に関する情報は、家計簿つけてることが前提で話が進んでいきますが、実はお金初心者にとってはその前提条件である「家計簿をつける」という行動自体が、めっっっっっっちゃくちゃハードル高い!

というわけで、何度も挫折(3日坊主、3ヶ月坊主など)を繰り返し、紆余曲折を得てようやく家計簿を数年単位で継続できるようになったお金初心者の私が家計簿をつけられるようになった経緯をお伝えします。

家計簿を見せる相手を作る

何度も挫折した私がなぜ、コンスタントに続けられるようになったのか?それはもう一番に、見せる相手ができたこと。どうにもお金に苦しむことになった私は、家計の見直し(いわゆる家計コンサルですね)をお願いしたのです。強制的に家計簿を作る状況が作られた、といってもいいかもしれません。

家計簿をつけることができないのは、習慣になっていないからです。家計簿って歯磨きと同じで毎日淡々と続ける「作業」。習慣化してしまえば実はそんなに苦労しないのですが、例えば遊び続けていた人が毎日勉強する習慣をつけるにはそれなりに時間がかかるように、習慣化するまでが時間がかかる。この習慣化させる過程に、応援してくれる人、声をかけて促してくれる人がいるかいないかで、習慣化するまでの大変さは全然違うものになります。

私の場合は、習慣化するまでに半年かかりました。最初の半年は毎月1回つけた家計簿をチェックをしてもらい、半年過ぎてからは3ヶ月に1回、3年目を迎える頃にはチェックしてもらわなくても自ら家計簿をつけられるように。なんなら今は、一日家計簿をつけないと気持ちが悪いくらいに成長しています。

家計相談で検索すると、大体が今までつけた家計簿をみせてね、その家計簿から家計の状況を診断しましょうね、というサービスがほとんどだと思います。で、そもそもの家計簿の付け方は、自分の力でどうにかしましょう!という自助努力項目にされている印象。ですが家計簿は「継続してつけられるようになるまで」こそ、サポートが必要なんじゃないかと思っています。

とにかく、最初はざっくりでいい。

俺は家計簿をつける!と、初心者ほど熱が入りすぎて完璧にやろうとしがち。まさに私は毎回それで挫折していました。ところが家計見直しをお願いした方に言われたのは、「ざっくりでいいんだよ〜。数百円のズレは別によし!」これは聞いた時に拍子抜けしました。

これも勉強の習慣化をたとえにすると分かりやすいと思うのですが、勉強してこなかった人に突然分厚い問題集を渡しても挫折は目に見えています。まずは3〜5分で終わるやさしいプリント1枚から。家計簿も同じなんですよね。数百円単位できっちり数字を合わせようとせず、ざっくり600円くらい使ったな、1500円くらい使ったな、からスタートでいいんです。

また費目もかなり最初はアバウト…なんなら今でも結構適当です。費目って各家庭の価値観で、同じものが違う費目に振り分けられたりするもの。例えば友人との外食が食費になるのか交際費になるのか?はその人それぞれ。つまり元々アバウトなものだと思っておいてよくて、その時自分が思う費目に振り分ければいいんですよね。数をこなしていくうちに、やっぱりこういう出費はこっちだな、という修正が加えられていくものです。

家計簿初心者にとって大事なのは、このお金は毎月決まって出ていくお金(固定費)と月ごとにばらつきがあるお金(変動費)のどっち?というところだと思うので、最低ライン、それがわかるようになっていればいいのかなという気もしています。

自動計算してくれるアプリなどを使う

私は最初は手書きでスタートしました。が、そのうち各費目を月末に計算するのがしんどくて心が折れそうになり(笑)、エクセルで管理するようにしました(自作で家計簿を作ってみた)。そして本当に最近ですが、マネーフォワードも使ってみています。銀行口座の出入金、カードの使用履歴まで反映してくれるので、キャッシュレス生活の方であればほぼ全自動で家計簿が出来上がると思います。

ただこれは使い始めて感じていることですが、人によっては手書きからスタートさせた方が楽かもしれないなと思います。というのも、マネーフォワードは家計簿の「つけ方」ではなく「見方」が分かって初めて活きるなと思うから。私もずっとエクセルで家計簿をつけてきたからこそ、マネーフォワードはすごい!と思えるけれど、つけ初めの頃は良さが分からなかったかも、と思います。

まとめ

お金初心者さんは、まずは家計の状況を把握するところから。そのために家計簿をつけるのですが、家計簿をつける行為を習慣化することが大切です。

そのためには、定期的に家計簿を見せる相手を作ること。最初の最初は家族に見せつだけでも十分だと思います。そして初めからちゃんとつけなくても良い(続けることが大事)こと、なるべくつける手間を省くこと。家計簿アプリをいくつか試してみて、最も手間がかからなくて負担感がないものを選んでみるといいと思います。

最初はしんどいと思います。でもざっくりでもいいので毎日半年続けていれば、いやでも習慣化されてくると思います。きちんとした家計管理や見直しはそこからスタートする意識で、まずは習慣化することを意識していきましょう!ご一緒にお金の管理の上手な毎日を作っていきましょうね。

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