「行きたくない」からの1ヶ月…不登校の子が笑顔になるまで

フリースクール

こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ 〜不登校とともに流れる、のんびり時間〜」にお越しくださり、ありがとうございます。

不登校の子どもがフリースクールに通い始めて1ヶ月。毎朝泣いていた日々から皆勤賞へ──驚きの変化と成長の記録を母の視点で綴ります。

通い始めて1ヶ月、まさかの皆勤賞

「フリースクール行きたくない…」
ポロポロ涙をこぼしてつぶやいた、あの朝から1ヶ月。

なんと毎日通い続けることができました!
しかも今では、朝になると自分から準備を始め、一人で通学するまでに。

ほんの1ヶ月前には想像もできなかった光景に、親の私が一番驚いています。

スタート直後の苦しさと葛藤

通い始めた最初の一週間は、まさに“嵐”のよう。
朝になるたびに涙があふれ、「怖い」「行きたくない」と訴え…。

発達特性があり、新しい環境に慣れるのが難しいことは分かっていました。
多少の抵抗は想定内、それでも、学校へ行けないことですでに十分心が傷ついているわが子に、さらにストレスを与えていいの…?
そのことが、親としてとても悩ましかったのです。

そんな時、フリースクールの先生がかけてくれた言葉が、私を支えてくれました。
「この子なら乗り越えられます!今は踏ん張りどきですよ。成功体験を作ってあげましょう」

迷いは残っていましたが、何人もの不登校の子を見てきた先生の、この言葉を信じることにしたんです。

変化の兆しと、自信の芽生え

泣きながら、でも1週間休まず通い切ったわが子。
幼い心と体で、今までの自分を乗り越えようとしているんだなって思うと、思わず涙が溢れそうになりました。

そんなある日、得意なイラストを先生に褒められたことがきっかけで、少しずつ表情が明るくなり始めたんです。
いつのまにか似たような雰囲気の子と仲良くなって、お気に入りの先生もできて、フリースクールの中に安心できる存在が何人もできたみたい。

この場所は、自分を否定されない場所だ──。
毎日通う中でそう感じたことで、心の扉が開き始めたようです。

少しずつ、「行かねばならない場所」から「安心できる居場所」へと変わっていくのが、見ていて分かりました。

自他へのまなざしが育つ

ある日、新しい子がフリースクールにやってきました。
その子が緊張している様子を見たわが子は、「自分が初めて来たときと同じだ」と言って、気にかけていました。

ほんの1ヶ月前は自分のことで精一杯、それが今では誰かを思いやる心の余裕ができている。
いつの間にか他者の気持ちに寄り添う力も育っているのを感じて、思わず感動してうるっとしてしまいました。

驚くような変化たち

最初の1ヶ月で見せてくれた変化は、まさに目を見張るものです。

  • 毎日通い切って、なんだかんだで皆勤賞
  • 顔つきがキリッとし、目が輝いてきた
  • 食欲が増し、体力がついてきた
  • 不機嫌な日が減り、笑顔が増えた
  • 自分を否定するような言葉を言わなくなった
  • 妙に大人びて達観していたが、年相応の子どもらしい姿を取り戻してきた

少しずつ、心と身体が満ちていくような、そんな変化を感じています。

このフリースクールにして本当に良かった

このフリースクールを選んだ経緯については、以前の記事に詳しく書いていますが、今改めて強く思うのは、「その子に合った環境を見つけることが何よりも大切だ」ということです。

どんなに評判のいい学校でも、どんなにサポートが手厚くても、その子にとって合っていなければ意味がない。
「ここなら大丈夫」と思える場所に出会えたことは、わが子にとって大きな一歩でした。

おわりに:不登校=問題ではない

「うちの子は学校行けていないんです」と話すと、どこか申し訳なさそうな空気になることがあります。
でも、今なら胸を張って言えます。

不登校は問題ではない。ただ、その子に今の学校が合わなかったというだけのこと。

フリースクールでも、越境通学でも、私立への転校でも。
その子に合う場所は、きっとどこかにあるのだと思います。

あの時、親としてあきらめずに探して本当に良かった。
最初のハードルを親子で乗り越えて良かった。
1ヶ月のわが子の変化を見て、心からそう思っています。

わが家がこのフリースクールを選んだ理由(リンク)

フリースクールを選ぶまで〜息子と見つけた“新しい居場所”【第1回】

フリースクールを選ぶまで〜息子と見つけた“新しい居場所”【第2回】

フリースクールを選ぶまで〜息子と見つけた“新しい居場所”【第3回】

フリースクールを選ぶまで〜息子と見つけた“新しい居場所”【第4回】

フリースクールを選ぶまで〜息子と見つけた“新しい居場所”【第5回】


このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。

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