こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ ~不登校とともに流れる、のんびり時間~」にお越しくださり、ありがとうございます。
不登校育児と母親のキャリアの両立に悩んだ私が、正社員を手放し腹を括るまでの葛藤と決断。今できる働き方を模索しながら前を向く、リアルな体験記です。
仕事と育児、バランスが崩れた瞬間
息子の登校しぶりが始まり、学童も拒否するようになって、私の日常はガラリと変わりました。
朝の出勤前の時間に何度も「行きたくない」と泣かれると、当然、心は揺れます。
最初はなんとか両立しようと必死でした。
仕事と育児、どちらも大事。
だけど、バランスが崩れると心身への負担はとても大きく、私はとうとうメンタルを崩してしまいました。
通院しながらの休職生活。あの頃は「両立できない私、頑張れない自分」を責めていました。
けれど、今思えばこれは特別な話ではないと思うのです。
不登校の子どもを支える中で、親が仕事との両立に苦しみ、限界を迎える…そんな家庭はきっと少なくないはずです。
正社員を諦めた背景と、その時の葛藤
休職のおかげで徐々に私のメンタルは回復していきました。
が、その一方で息子は本格的に不登校になってしまいました。
「今は学校に行ける状態ではない」と受け止めざるを得ない状況になったとき、私は大きな決断を迫られました。
それは、「正社員としての働き方を続けるか、辞めるか」ということ。
本当は、もっと子どもに寄り添いたい。でも、キャリアを手放すことも怖い。
40代という年齢で一度仕事を離れたら、もう戻れないかもしれない——そう思うと、怖くてたまりませんでした。
会社には、時短勤務や突発休の取得など、働き方の相談をしました。
ありがたいことに、私の状況に理解を示してくれて、可能な限り配慮してくれました。
でも、やはり制度の枠内では対応しきれず、「現実的に無理」という結論に…。
辞めたくて辞めたわけじゃない。
それでも、続けられなかった。
そのことへの落ち込みは、自分でも驚くほど深かったのを覚えています。
子どもの姿と重なった「自分の不調の記憶」
けれど、不登校になった息子の姿を見ていて、気づいたことがあるんです。
「ああ、私と同じだ」って。
何も手につかず、家で過ごすことすら辛い。自分を責めて、苦しくなる。
心が傷ついて動けなくなった時、大人でさえ支援がなければ生活そのものが成り立たない。
ならば、子どもはどうでしょう。
体も心も未成熟な子が、深く傷ついているときには、誰かが寄り添い、守る必要があります。
今この子のそばにいるのは、母親である私しかいないんだ。
そう思ったとき、「いっとき仕事を手放してでも、今は支えるしかない」と、自然に腹をくくれたのです。
キャリアが一時中断したことへの不安と現実
とはいえ、キャリアを一度止めることへの不安がなくなったわけではありません。
この不登校育児がいつまで続くのか?
子どもが落ち着いたとして、その頃私はさらに年齢を重ねているわけで、再び正社員として働けるだろうか?
そんな不安が頭をよぎるんですよね。
SNSで、「40代の女性が子育てでキャリアを断絶すると、再就職はパートしかない」なんて投稿を目にしたとき、心が沈むのを感じました。
でも、嘆いていても前には進めない。
私は「この選択を、自分の正解にするんだ」と決意したんです。
腹を括った先に見えた、新しい景色
腹をくくってから、少しずつ視界が開けてきました。
たとえ正社員という肩書きは手放しても、「今できる形」で働き続ける人たちがいる。
在宅での仕事、パートタイム、スキルを活かした発信活動。
そうやって、キャリアの糸をつなぎ止めている母親たちが、実はたくさんいることを知りました。
このブログや音声配信も、私にとってはその小さな一歩です。
キャリアの断絶を「完全な終わり」にせず、今できる選択を積み重ねていけば、また違う形で花が咲く日がくるかもしれない。
そう信じて、今は語り続けています。
今、最優先すべきは子どもの心
私が今、何よりも大切にしたいと思っているのは、「子どもの心」です。
仕事やキャリアももちろん大事。
でも、この不登校の時期にしか見えないもの、できない関わりがあると感じています。
「今、この時間」に全力で向き合った先に、きっと親としての充実感も、自分の未来への希望も見つかるはず。
不安を抱えながらも、優先順位をはっきりさせて行動していけば、状況はいつかきっと好転していく。
私は、そう信じています。
もし、この記事を読んでいるあなたも、不登校育児とキャリアの狭間で揺れているなら……。
決断までの道のりは、苦しいと思います。でも同じように歩いている人間は、ここにいます。
一緒に、答えのない道を歩いて、私たちだけの答えを作っていきましょうね。
このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。
コメント