不登校・母親のセルフケア第6回「ひとりじゃない」と感じられる“仲間”と“居場所”のつくり方

日常の過ごし方

こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ ~不登校とともに流れる、のんびり時間~」にお越しくださり、ありがとうございます。

不登校の子どもと向き合っていると、どうしても「孤独」を感じる瞬間が増えてきます。
「誰にも話せない」「夫に話しても分かってもらえない」――そんなふうに感じて、心にフタをしてしまうこともあるかもしれません。

でも、「ひとりじゃない」と感じられる場所があるだけで、ずいぶん気持ちが違ってくるものです。
今回は、不登校の子を持つお母さんが“共感し合える仲間”や“安心できる居場所”を見つける方法について、私の体験も交えながらお話しします。

「誰にも言えない」が一番つらい

不登校という状況は、まだまだ周囲の理解が得にくく、「話せる相手がいない」と感じてしまいやすいもの。
私も最初のころは、「どこに話していいか分からない」「なんだかひとりぼっちだな…」と思うことがよくありました。

そんな中、心を救ってくれたのは、「わかるよ」って言ってくれる同じ立場のママたちの存在でした。

専門家でなくてもいい。むしろ、同じ経験をしている人だからこそ、「それ、私もそうだったよ」と共感してくれる。
それだけで、「ああ、私だけじゃないんだ」って思えて、心がふっと軽くなったのを覚えています。

つながりのカタチは人それぞれ

■ SNSやブログからのつながり

実際に私が最初に「つながり」を感じられたのは、SNSの中でした。
モヤモヤを吐き出した投稿にいいねがついたり、他の誰かの体験談に深く共感したり。
顔が見えないからこそ安心して本音を出せたり、深く共感できた気がします。

ちょっとしたことでも「わかってくれる人がこんなにいる」と思えることが、どれほど大きな支えになったか。

ただし、SNSでは注意も必要です。
なかには、高額なセミナーや商品に勧誘してくる人や業者もいるので、違和感を覚えたらスルーでOKです。

■ リアルなつながりにも一歩

少し勇気は必要ですが、地域で行われている「不登校の親の会」に参加したママさんたちは、皆さん「とてもよかった!」とおっしゃいます。

最初は緊張したそうですが、実際に行ってみると、拍子抜けするほどみんな優しくて、穏やかで。

同じ立場を長く経験されているからこその深い洞察に救われた、という経験談を多く伺います。
リアルな会話の力ってすごいなぁと思います。

居場所に必要なのは「否定されない安心感」

つながりを持つときにいちばん大事にしているのは、「否定されない場所であること」だと思います。
アドバイスよりも、「うんうん」とうなずいてもらえるだけでいい。

相手が専門家かどうかより、自分が安心して話せるかどうか。
これってすごく大事な視点だと思います。

そのような場であること、そして自分もそのような場を作る一員となることを意識する。

それってとても大事なことだと思っています。

待つよりも、自分から一歩を

「いつか誰かとつながれたらいいな…」と思っていても、待っているだけではなかなかチャンスはやってきません。
私も、勇気を出して一言つぶやいてみました。

「うちの子不登校なんです」って発信すること、最初はちょっと怖かったです。

でもきっと、わかってくれる人は大勢いるんです。

少しずつ、ゆっくりでいいんです。
自分の心の声に耳をすませながら、無理のない形で「つながれる誰か」を見つけていけたら、それが一番だと思っています。

こんな方法もおすすめ:行政の電話相談窓口

ちょっと話がずれるかもしれませんが、不登校初期の頃に私がとても助けられたのが「行政の子育て相談窓口」でした。
具体的には、東京都の「4152(よいこに)電話相談」を利用させていただきました。

子どもが不安定でどう接していいか分からなかったとき、この電話で具体的な対応方法や、「お母さん、本当に頑張っていますよ」と言ってもらえて、本当に心が救われたと感じました。

公的な支援にも目を向けてみると、意外なところに安心できる居場所が見つかるかもしれません。

東京都は子どもに関する相談窓口がいくつもありますので、以下を参考にしてみてください。

▶ 東京都こども相談窓口
https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/st/soudan/support.html

おわりに

不登校の親としての毎日は、気づかぬうちに心をすり減らしてしまいがち。
だからこそ、「ひとりじゃない」と思えるつながりや「安心できる居場所」が、何よりの支えになります。

SNSでも、リアルな場でも、行政の相談窓口でもいい。
「わかってくれる誰か」との出会いは、あなたの心の酸素になるはずです。


このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。

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