こんにちは、まいこです。
「ゆる・りらいふ 〜不登校とともに流れる、のんびり時間〜」にお越しくださり、ありがとうございます。
家事、育児、学校とのやりとり、子どもの感情のケア……。
気がつけば、自分が“家庭のすべて”を担っている状態になっていませんか?
それではいつか、心も体も疲れ果ててしまいます。
不登校の子どもを支える日々は、見えないプレッシャーとの戦い。
今回は、「抱え込まない仕組み」をどう作っていくか。
不登校の子どもを支えるお母さんのために、具体的な工夫をご紹介します。
不登校の子を支えるママが陥りやすい、がんばりすぎの悪循環
子どもが不登校になると、母親の役割は一気に増えます。
周囲の目や、学校とのやりとりにも気を配り、毎日が気の抜けない連続に。
そんな中で「全部、自分がどうにかしなくちゃ」と、無意識のうちに頑張りすぎてしまっていませんか?
誰にも頼らず、ひとりで背負い込んでしまうと…
- イライラや疲れが積もって爆発しそうになったり
- パートナーや子どもに優しくできなくなったり
- 「私ばっかり頑張ってる…」と孤独感や不満が募ったり
これは、私自身も何度も経験してきたことです。
「抱え込まない」ための4つのステップ
◆ タスクの“見える化”をしてみよう
まずは、日々自分がこなしていることを紙に書き出してみましょう。
どんなに小さなことでもOKです。
書き出すことで、「こんなに頑張っていたんだ」と自分をねぎらえますし、「これは夫でもできそう」「これは支援機関に相談できるかも」と、手放せる部分も見えてきます。
◆ 周りに“具体的に”お願いしてみる
書き出した中で、自分でなくてもよいことは、周りにお願いしていきましょう。
そのときのポイントは、「手伝って」ではなく、「○○を担当してくれると助かる」と、役割を具体的に伝えること。
あいまいなお願いより、相手も動きやすくなります。
◆ パートナーに“全部”を期待しすぎない
お願いする際にもう一つ意識しておきたいのが、「パートナーがすべてを理解し、同じように動いてくれる」と過度に期待しすぎないことです。
家族とはいえ、価値観も得意不得意も違います。
「一部だけでも分担できた」「理解しようとする姿勢がある」だけでも十分、と気持ちを軽く持つことで、自分の心も守れます。
◆ 家族以外の“つながり”を持とう
フリースクール、支援センター、カウンセラー、地域の子育て支援など、“家族以外の手”を借りられる場所を持っておくと、安心感が違います。
「相談していいんだ」「頼っていいんだ」と思える場所があるだけで、心の余白が広がります。
わたしの実体験から
私も、「信頼できる相談先」をいくつか持つようになってから、気持ちがずいぶん楽になりました。
スクールカウンセラーさんや児童精神科で定期的に話を聞いてもらい、子どもの心を客観的に見つめる余裕が持てるようになったり。
児童相談所に相談して、地域で利用できる支援を確認したり、不登校経験のある先輩ママと話して「うちもそうだったよ」と共感してもらえたり。
こうした経験を通して、比較的早くフリースクールにつながれたのも、「自分から声をあげて助けを求めた」からだったのかなと感じています。
また、フリースクールの先生に言われた「不登校は長期戦」という言葉。
この一言で、「今すぐ結果(学校に戻ること)を求めなくていいんだ」と思えるようになり、焦りやプレッシャーから解放されました。
今は、こうしてブログや音声配信で状況を発信することも、自分の気持ちの整理や支えになっています。
小さな“仕組み”が、心の余裕をつくる
「全部はできない」と認めて、“仕組み”で自分を支える。
そんな視点を持てると、ずいぶん心が軽くなります。
たとえば…
- 月に1度だけでも、信頼できる人と話す時間をつくる
- 朝の家事の一部を、家族に“正式に”担当してもらう
- 週に1回は「何もしない日」を決める
- SNSで愚痴アカウントや共感できる投稿を“見るだけ”活用する
完璧にやろうとせず、できそうなことから、ぜひ取り入れてみてくださいね。
おわりに
一番初めに子どもの変化に気づくのは、やっぱりお母さん。
だからこそ「私がなんとかしなくちゃ」と思ってしまいがちです。
でも、どれだけ子どもを想っていたとしても、すべてを一人で抱える必要なんてないんです。
母親が倒れてしまっては、支えも継続できません。
「頼っていい」「助けを求めていい」と自分に許可を出して、“抱え込まない仕組み”をつくっていくこと。
それが、長く不登校と向き合っていく上で、とても大切な土台になると思っています。
次回は、「“周囲の声”に振り回されない心の整え方」についてお届けします。
このブログでは、小学生の息子とともに過ごす不登校の日々の中で感じたこと、調べてわかった情報、そして母親としての戸惑いや気づきを、同じように悩むママたちへ向けてゆるっと綴っています。
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